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チリワインのブログ | Vinos de Chile

Pulso訪問【Chile2017】

ブエンモストで扱っているワインの一つPulsoプルソを訪問しました。

今回案内してくれたのは醸造家のXimena Pacheco ヒメナ パチェコ。

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人の良さが溢れ出ていて、とても聡明で、初対面なのに話しやすくて、なんだか落ち着く素敵なオーラを持った女性でした。

ハンガリー、アルゼンチン、フランス、アメリカ、チリ(Montesモンテス、Vina Casablancaヴィーニャカサブランカ)など、世界各国で経験を積んだ後に、Pulsoを設立したそうです。

しかしながら、Pulsoは年間生産本数3500本と少なくまだ大きなスペースを必要としないので、醸造施設、保管場所はとあるワイナリーの一部を間借りしています。

今回はそちらのワイナリーにお邪魔して見学させていただきました。

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そしてこの辺りがプルソコーナーです。

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収穫時期は大体3月2-3週目くらいだそうですが、それより若干早いもの、遅いもの、通常のもの、
果梗を混ぜるもの混ぜないもの、熟成容器のタイプ、などなどそれぞれをテイスティングさせてもらいました。

プラスチックの卵型タンク。

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FlexCube。
Bauzaでも使っていたこのCube。流行り?と思っていたら、Pulsoプルソの醸造家のXimenaヒメナとBauzaバウサの醸造家のNataliaナタリアはMejor Amiga(親友)だそう。
情報交換もよくしているそうです。

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オーク樽。
樽からの風味をあまりつけたくないそうで、新樽は使わず、5回以上使用した樽を使います。

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そして瓶詰めされたものはティスティングルームでいただきました。

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Pulsoの品種はMalbecマルベック100%です。

一般的にMalbecマルベックと言えば、アルゼンチンのイメージをお持ちの方が多いと思いますが、
意外とチリでもマルベックを生産しているワイナリーはあります。

そのうちの多くは、熟した黒い果実の風味のフルボディに仕上がった、伝統的な力強いイメージのマルベックなのですが、Pulsoプルソはさわやかな花の香りや赤系果実の風味を持つエレガントなタイプの仕上がりになっています。

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畑のあるColchaguaValleyコルチャグアヴァレーは日照量の多い地域ですが、
Pulsoを作っているLololロロルのエリアは、縦割りではCostaコスタと呼ばれる海側に分類される海岸から35㎞の地点にあります。
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(http://www.pulsowines.com/)

がLololです                    
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(http://winesofchile.org/)

午前中はアンデス山脈からの山風、午後は南極からフンボルト海流に運ばれてきた冷たい海風が吹きこみ、畑に冷涼効果をもたらしています。
アルゼンチンのように標高は高くありませんが、標高に代わる冷涼効果により、酸もしっかり保ちつつ、緩やかに熟成し、高い品質のブドウを作ることができるのです。

彼女は5年の歳月をかけてチリのあらゆる場所を調べ、そしてこのLololロロルの地と出会い、この畑に自分の情熱を注ぎこむことを決めました。
そしてこの場所に最も適した品種は何か考え、まず最初にマルベックを作ることにしたそうです。

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このマルベックのファーストヴィンテージは2013年で、順を追っていくと2年目は2014年、3年目は2015年(2017年1月にボトル詰め)、そして2016年ですが、この年のぶどうは求めているものと違う!!ということでPulsoを作ることを断念し、ぶどうはほかのワイナリーに売ってしまったそうです。
ということで4年目は2017年、現在熟成中のものになります。

『そんなに完璧なものにしなくともある程度のものはできたのでは?』と頭をよぎってしまいましたが、
目先の損得勘定に流されない、Ximenaのこだわりに安心感を覚えました。


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現在は、畑の一部でほかの品種も栽培しています。

CabernetFrancカベルネフランで造ったワインも好評だそうで、チリの有名店"BORAGoボラゴ"で全て買い取りたいと熱烈オファーが来ているそうです。

このBORAGoはチリのベストレストランでは1位、南米のベストレストランにも例年5位以内には入るチリではとても有名なレストランです。

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独創的な見た目で、目でも舌でも楽しめるお料理に、チリワインとのマリアージュも堪能できる素敵なお店です。
(BORAGo訪問の記事はこちら

そんな様子で、残念ながらこちらのファーストビンテージはチリから出る間もなく、売り切れてしまいそうです。。。

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今回訪問して、お話してみて、Ximenaヒメナがワインに惜しみなく愛情を込めて育てている様子がひしひしと伝わってきました。

そして、生産本数が多くないので広がりは緩やかにではありますが、PULSOプルソのワインの良さが認知されてきているように感じます。

彼女のひたむきな努力が徐々に実を結び、大きく花開く日も遠くないなと思いました。

本当におすすめの一本です。

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現在ブエンモストで扱っているのはマルベックの2013年のものです。

プルソ マルベック 2013 コルチャグコスタ ロロル
手摘み収穫、天然酵母、12カ月熟成
はつらつとした酸、赤系果実、花の香りを感じるエレガントな仕上がりのワインです。

Ximena y Pulso30577

機会があればぜひぜひ味わってみてください!!



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Posted by  Akiko Nagae on  | 0 comments 

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